「公務員を辞めるんですか?もったいない」

転職を決めてから、何度かそう言われました。

たしかに、これまでの働き方にも良さや安心感はありました。それでも私は、49歳で漁師という新しい道に進むことを決めました。

なぜ転職しようと思ったのか

民間企業で約20年、その後公務員として約4年。合わせて約24年、さまざまな環境で働いてきました。

どちらの仕事も、それなりに充実していた時期はあります。ただ、40代後半になってから、ふとしたときに「このままでいいのか」という感覚が頭をよぎるようになりました。

この先の20年、30年をどんなふうに働きたいのか。残りの仕事人生を、今のまま過ごしていくのか。そういったことを、正直に自分と向き合うようになったのです。

「まだ間に合うなら、挑戦してみたい」

その気持ちが、少しずつ大きくなっていきました。

漁師という道を選んだ理由

なぜ漁師なのか、と聞かれます。

海が好きでした。子どもの頃から、海の仕事に漠然とした憧れがありました。でも「現実的じゃない」「簡単な仕事ではない」と思い続けて、気づけば40代後半になっていました。

それに、体を動かす仕事がしたいという気持ちも強くなっていました。これまで屋内での仕事が多かったこともあり、もっと体を使った仕事をしたいという感覚が、年を重ねるごとに増してきたのです。

「このまま先延ばしにしたら、きっと後悔するかもしれない」

そう思ったとき、迷いはまだあっても、答えは出ていました。

49歳で転職する不安

不安がないと言えば、嘘になります。

49歳という年齢で、まったく未経験の仕事に就くことへの不安。体力が続くかどうか。生活の見通しをどう立てていくのか。漁師という仕事の厳しさを、自分は乗り越えられるのか。

生活のことも考えながらの転職なので、軽い気持ちで決めたわけではありません。それでも、何もしないまま後悔することの方が、自分には耐えられないと感じました。

この先の働き方をもう一度考え、自分で決めた道を進んでみたい。そう思い、転職を決意しました。

漁師になる前に準備していること

2026年7月から働き始める予定で、今はその準備をしながら過ごしています。

まず意識しているのは、生活リズムを整えることです。漁師の仕事は早朝から始まることが多いと聞いています。今の生活から少しずつ体を慣らしていこうとしています。

体力づくりも続けています。長年のデスクワークで落ちた体力を、少しずつ取り戻す作業です。

漁師の仕事そのものについても、できる範囲で学んでいます。仕事の流れ、必要な道具や服装、季節による変化など、事前に知っておけることは知っておきたいと思っています。

並行して、小さなマンゴー畑の作業もしています。転職準備と農作業を同時にこなす日々ですが、体を動かすことには慣れてきました。

このブログで記録していくこと

このブログでは、漁師として働くまでの準備と、実際に働き始めてから感じることを、ありのままに書いていくつもりです。

うまくいったことだけでなく、戸惑いや失敗も正直に書きます。小さなマンゴー畑での出来事も、日々の記録として残していきます。

同じように、40代・50代で「もう一度働き方を見直したい」と考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。答えを出すための記事ではなく、一人の人間が試行錯誤しながら進んでいく記録です。

まとめ

49歳からの転職は、簡単な決断ではありませんでした。

それでも、今の自分にできることを一つずつ積み重ねながら、漁師という新しい道に進んでいきたいと思っています。

このブログでは、その過程を等身大で記録していきます。良いことも、大変なことも、書ける範囲で正直に記録していくつもりです。

読んでくださった方が、何かを感じてもらえたら、それだけで十分です。